50年来の夢だったイギリス旅行。
「いつか行ってみたい」と
思い続けていた場所へ夫と一緒に
行ってきました。
今回の旅行では、たくさんの観光地を訪れ、
美しい景色を見て、美味しいものを食べて、街を歩いて……。
もちろん、楽しいこともたくさんありました。
そして、このHPでは旅行中に感じたことを、
①〜⑤まで旅行記として書いてきました。
でも、旅行から帰ってきて、少し時間が経ってから思ったのです。
「あれ? 私が本当に持ち帰ったものって、何だったんだろう?」
50年来の夢を叶えたのだから、もっと大きな
「ご褒美」のようなものがあると思っていました。
「夢を叶えた!」
「念願のイギリスに行けた!」
そんな達成感や満足感でいっぱいになると思っていたのです。
ところが、実際に帰ってきた私の中に残っていたのは、
少し違うものでした。
それは、目に見えるお土産でも、写真でもありませんでした。
私が持ち帰ったのは、
「自分が当たり前だと思っていることを、
少し離れたところから見てみる」という感覚だったのです。
イギリス旅行記⓪〜⑤はこちら
- イギリス旅行記0
https://sawadamiki.com/2026/07/06/travel-story-no-0/ - イギリス旅行記①
https://sawadamiki.com/2026/07/10/travel-story-no-1-2/ - イギリス旅行記②
https://sawadamiki.com/2026/07/13/https-sawadamiki-com-2026-07-10-travel-story-no-2/ - イギリス旅行記③
https://sawadamiki.com/2026/07/18/travel-story-3/ - イギリス旅行記④
https://sawadamiki.com/2026/07/25/https-sawadamiki-com-2026-07-25-travel-story-4/ - イギリス旅行記⑤
https://sawadamiki.com/2026/08/03/2026-8-3travel-story-5/
「私の当たり前」が揺さぶられる旅
今回のイギリス旅行を振り返ってみると、
印象に残っているのは、必ずしも有名な観光地や
美しい建物だけではありません。
「えっ、そうなんだ!」
「日本とは違うんだな」
「私はこう思っていたけれど、そういう考え方もあるんだ」
そんな、小さな驚きの積み重ねでした。
日本では当たり前だと思っていたことが、
イギリスでは当たり前ではない。
逆に、私には不思議に感じることが、
向こうではごく普通に行われている。
そんな場面に何度も出会いました。
旅行記の中でも書きましたが、
無料で入れる美術館があったり、
トイレ事情が日本とは違っていたり、
街の雰囲気や人との距離感が違っていたり。
「良い・悪い」ではなく、「違うんだ」
ということを、実際にその場所に立って体験する。
これって、頭で知るのとは全然違うんですよね。
自分の中にある「普通」が、
ほんの少し揺らされる。
そして、その揺らぎが意外と心地よかったのです。
夫婦で旅したからこそ見えたもの
そして、今回の旅にはもう一つ
大きなテーマがありました。
それは、夫婦で旅をするということ。
私たちは結婚して45年。
長い時間を一緒に過ごしてきた夫婦です。
それでも、ずっと一緒にいるからといって、
何でも同じように感じたり、
同じように考えたりするわけではありません。
むしろ、旅行という非日常の中では、
普段なら流してしまうような
小さな違いが見えてきます。
「どうしてそう思うの?」
「私はそうは思わないけどな」
そんなこともあります。
旅行記⑤では、そんな夫婦のすれ違いについても書きました。
以前の私だったら、「なんで分かってくれないの?」
と、相手の方を変えようとしていたかもしれません。
でも、今回の旅を通して感じたのは、
同じ出来事でも、見ている場所が違えば、
見える景色も違うということでした。
これは、イギリスの街を歩いていて感じたことと、
夫婦の間で感じたことが、実は同じだったのです。
旅は「非日常」ではなく、日常を照らすライト
旅行に行くというと、
「日常から離れて、非日常を楽しむ」
というイメージがありますよね。
私も、もちろんそう思っていました。
でも、今回の旅を終えてみて、少し考え方が変わりました。
旅は、日常から離れるためだけのものではない。
むしろ、日常に戻ったとき、
自分の毎日を違う角度から見せてくれるものなのではないか。
そんなふうに思うようになったのです。
旅先では、いつもの家もありません。
いつもの人間関係もありません。
いつもの生活パターンもありません。
だからこそ、自分自身の考え方や価値観がよく見える。
「あ、私ってこういうことを気にするんだ」
「私はこういうとき、こう反応するんだ」
「夫はこういうことを大切にしているんだ」
そんなことに気づくことができます。
そう考えると、旅は
「非日常」そのものではなく、
「日常を照らすライト」なのかもしれません。
私が本当に受け取ったもの
では、結局、50年来の夢だったイギリス旅行で、
私は何を受け取ったのでしょう。
考えてみました。
美しい景色?
楽しい思い出?
写真?もちろん、それらも大切な宝物です。
でも、それだけではありません。
私が本当に受け取ったもの。
それは、「自分の見ている世界が、世界のすべてではない」
ということでした。
自分では「こうに決まっている」と
思っていることも、場所が変われば違う。
自分では「こういう人だ」と思っている相手も、
見方を変えれば違って見える。
そして、自分自身でさえ、
「私はこういう人間だから」
と決めつけなくていい。
そんなことを、今回の旅は教えてくれたような気がします。
「見方」を変えると、同じ景色が違って見える
実は、これって私が普段、
コーチとしてお伝えしていることにもつながっています。
人間関係で悩んでいるとき、
「相手が変わってくれたらいいのに」
と思うことがあります。
夫婦関係でも、
「どうして分かってくれないの?」
と思うことがあります。
でも、相手を変えることは簡単ではありません。
そんなとき、ほんの少し
自分の「見方」を変えてみる。
「この人は、どうしてこうするんだろう?」
「私とは違う価値観を持っているんだ」
と見てみる。
すると、不思議なことに、
同じ相手なのに少し違って見えてくることがあります。
相手が変わったわけではありません。
起きている出来事が変わったわけでもありません。
自分の見方が変わっただけ。
でも、それだけで、
見える景色が変わることがあるのです。
だから私はこれからも、
人間関係や夫婦関係、自分自身との関係に
悩んでいる女性たちに、
「あなたが悪い」でも、
「相手を変えましょう」でもなく、
「ちょっと見方を変えてみませんか?」
と伝えていきたいと思っています。
旅は終わった。でも、旅で受け取ったものは続いている
50年来の夢だったイギリス旅行は、
もう終わりました。
写真を見返せば、
「ああ、このとき楽しかったな」
と思い出します。
旅行記を書き終えて、
「これで本当に旅も終わったな」とも思います。
でも、私の中では、まだ旅は
続いているような気がしています。
なぜなら、旅で受け取った
「新しい見方」は、日本に帰ってきても使えるから。
夫とのこと。
家族とのこと。
友人とのこと。
仕事のこと。
そして、自分自身のこと。
「あれ? 私は今、どんな見方をしているんだろう?」
そうやって、一度立ち止まってみる。
すると、今まで見えていなかったものが
見えてくることがあります。
人生は、何か大きなことを変えなければ
楽しくならないわけではありません。
住む場所を変えなくてもいい。
相手を変えなくてもいい。
人生を一からやり直さなくてもいい。
ほんの少し、「別の見方をしてみる」だけでも、景色は変わる。
それは、旅先でも日常でも同じでした。
50年来の夢を叶えることができたイギリス旅行。
行く前には想像していなかったものを、
私は持ち帰りました。
それは、お土産でも、写真でもありません。
新しい景色を見るための目。
そして、その目は今も私の日常の中にあります。
旅は終わりました。
でも、旅で受け取ったものは、
これからの私の人生の中で、
まだまだ活躍してくれそうです。
さて、次はどんな景色が見えてくるのかな。
そんなことを楽しみにしながら、
また日常を歩いていこうと思います。
今回の旅行記⓪〜⑤も、よかったら読んでみてください。
旅先での出来事や夫婦のやり取り、
そのときどきに私が感じたことを綴っています。
イギリス旅行記⓪〜⑤はこちら
- イギリス旅行記0
https://sawadamiki.com/2026/07/06/travel-story-no-0/ - イギリス旅行記①
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